ワイン好きの皆さんに、うれしいニュースが飛び込んできました。日本を代表するワイナリーのひとつ、北海道ワイン株式会社が、ついに有機JAS認証を取得し、2025年10月から本格的な有機ワイン製造を開始したんです。
でも、ここで素朴な疑問が浮かびませんか?「有機ワインって、本当に体に良いの?」今日は、北海道ワインの新しい挑戦を紹介しながら、この気になる疑問にもしっかり答えていきます。
北海道ワインの有機JAS認証取得
まずはビッグニュースから。
北海道ワインは2025年8月に本社醸造所で有機加工食品としてのワイン製造の認証を取得し、2025年10月から有機ワインの醸造を開始しました。使用されるのは、自社直轄農場「北海道ワイン後志ヴィンヤード」で大切に育てられたシャルドネ、ケルナー、ピノ・ノワール、アコロンという4品種の有機ぶどうです。
- シャルドネ:世界を代表する万能な白ぶどう。
- ケルナー:香り高く爽やかな北国の白ぶどう。
- ピノ・ノワール:繊細で気品あるエレガントな赤ぶどう。
- アコロン:果実味豊かで親しみやすい新しい赤ぶどう。
実は2025年10月から、日本国内で「有機」や「オーガニック」とワインに表示するには、有機JAS認証の取得と有機JASマークの表示が義務付けられました。
北海道ワインはこの新しい基準にいち早く対応し、原料ぶどうの栽培から醸造まで一貫して有機JAS制度に準拠した生産体制を整えたわけです。
有機ワインって本当に体に良いの?
さて、ここからが本題です。「有機ワインは体に良い」とよく耳にしますが、実際のところどうなんでしょうか。
有機ワインの健康メリット
有機ワインは、最低限の農薬しか使わない有機栽培されたぶどうと、最小限の添加物で造られています。通常のワインと比べてポリフェノールの含有量が高いといわれており、このポリフェノールには抗酸化作用があります。心血管疾患の予防や老化防止に役立つとされているんですね。
特に赤ワインに含まれるポリフェノールは、動脈硬化を防ぎ、悪玉コレステロールの酸化を抑えて血管を健康に保つ効果があります。また、胃がんや胃潰瘍を引き起こすピロリ菌の増殖を阻害する働きもあるとされています。
でも、ちょっと待って。注意点もある
ただし、すべての人に有機ワインが完璧に合うわけではありません。ワインに対する耐性が弱い方や過敏な方、喘息などの体質を持っている方は注意が必要です。
有機ワインでも、最低限量の亜硫酸塩、つまり酸化防止剤は含まれています。過敏症の方は反応する可能性があるんです。また、亜硫酸を減らすことを目的に認証を得たワインの中には、悪玉酵母に汚染された欠陥ワインや、頭痛の原因となる生体アミンを多く含んだワインもあるため、品質の見極めが大切になってきます。
結局、何が大切なの?
答えは明確です。適量を守ることです。有機ワインでも、アルコールの過剰摂取は肌にダメージを与える可能性があります。自分の体質、飲むときの体調、そして飲む量に気を付けて楽しむこと。これが「体にいい」と言えるための条件なんです。
つまり、有機ワインは化学物質の摂取を抑えられるという点では優れていますが、それが自動的に健康を保証してくれるわけではありません。大切なのは、質の高いワインを選び、適度に楽しむことなんですね。
北海道ワインの有機への道のり
話を北海道ワインに戻しましょう。彼らの有機ワインへの挑戦は2020年から始まりました。北海道仁木町に「北海道ワイン後志ヴィンヤード」という直轄農場を設立したのが最初の一歩です。

翌2021年には有機農産物としてのぶどう栽培で有機JAS認証を取得し、4品種8400本のぶどう樹を植樹しました。そして2023年、待望の初収穫を迎えます。2025年4月には、ファーストヴィンテージとなる試験醸造ワイン「Experimental Batch」を直営店舗限定でリリースし、本格製造への準備を進めてきたのです。
栽培から製造まで一貫して有機JAS認証を取得するというのは、簡単なことではありません。土づくりから瓶詰めまで、すべての工程で厳しい基準をクリアする必要があります。北海道ワインの本気度が伝わってきますね。
2026年の発売が楽しみ
2025年10月から醸造を開始した有機ワインは、2026年の発売を予定しています。シャルドネの爽やかな酸味、ケルナーの華やかな香り、ピノ・ノワールのエレガントな味わい、そしてアコロンの豊かな色合いと果実味。それぞれの品種が、北海道の冷涼な気候と有機栽培によってどんな個性を見せてくれるのか、今から楽しみです。
北海道産の新鮮な海の幸や山の幸とのペアリングも最高でしょう。シャルドネなら北海道産の牡蠣やホタテと、ピノ・ノワールなら鴨肉や羊肉との相性が抜群のはずです。有機ワインと地元の食材を合わせることで、サステイナブルな食卓を演出できるのも魅力的ですね。
まとめ – 有機ワインとの付き合い方
北海道ワインの有機JAS認証取得は、日本ワイン業界にとって大きな一歩です。環境への配慮と品質の追求を両立させる、次世代のワイン造りのモデルを示してくれています。
そして「有機ワインは体に良いの?」という疑問の答えは、「適量を守って楽しむなら、通常のワインよりも化学物質の摂取を抑えられる」ということになります。有機だから飲み放題というわけではなく、自分の体質と体調を考えながら、質の高いワインを適度に楽しむ。これが本当の意味での「体に良い」飲み方なんです。
2026年の北海道ワイン有機ワイン発売まで、もう少し待つ必要がありますが、その間に北海道ワインの他のラインナップを楽しみながら、有機ワインの登場を心待ちにしましょう。ワインを選ぶとき、味わいや価格だけでなく、環境への配慮という新しい基準も加えてみてはいかがでしょうか。
引用元:北海道ワイン株式会社プレスリリース「北海道ワイン株式会社、有機JAS認証を取得し”有機ワイン”の製造開始 ~直轄農場産ぶどうを原料に2025年ヴィンテージから~」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000140719.html

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