「ワインが魅力的」だと思う都道府県ランキング!2位「長野県」を抑えた1位は?【2025年調査】

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日本ワインの人気が高まる中、あなたはどの都道府県のワインに魅力を感じますか?

All About ニュース編集部が実施した最新の調査で、「ワインが魅力的」だと思う都道府県ランキングが発表されました。近年注目を集める長野県を抑えて1位に輝いたのは、果たしてどこでしょうか。

本記事は、All About ニュース編集部が実施した「都道府県のグルメ」に関するアンケート調査(2025年調査、全国10~70代の男女309人対象)の結果を参考に作成しました。

参考:「ワインが魅力的」だと思う都道府県ランキング! 2位「長野県」を抑えた1位は?【2025年調査】 – All About ニュース

全国309人が選んだワイン産地の魅力

All About ニュース編集部は、全国の10~70代の男女309人を対象に「都道府県のグルメ」に関するアンケート調査を実施しました。

その中で注目なのが「ワインが魅力的」だと思う都道府県についての質問です。

日本各地でワイン造りが盛んになっている今、人々がどの地域のワインに魅力を感じているのか、その結果は多くのワイン愛好家の関心を集めています。

2位は長野県、ぶどうの名産地として確固たる地位を築く

2位にランクインしたのは長野県でした。

ぶどうの名産地として知られる長野県は、質の高いワインが造られているというイメージが定着しています。県内には多くのワイナリーが点在し、地域ごとの特色あるワインが高く評価されているのです。

実際に長野県を訪れた人からは「長野の道の駅で買った、長野産のワインが国産なのに、とても美味しかったです」という20代女性の声や、「昔、研修で長野県に行った時に偶然ワイナリーに立ち寄ったのですが、その時に試飲した地元のワインがおいしかった」という40代女性のコメントが寄せられています。

また「塩尻ワインが有名」という声も聞かれ、特定の産地への注目度の高さがうかがえます。

長野県は雨が少なく、昼夜の寒暖差が大きいという、ワイン用ぶどう栽培に適した気候条件を備えています。

県では「信州ワインバレー構想」を策定し、県内のワイン産地を4つのエリアに分類して特色を打ち出すなど、県を挙げてワイン生産に取り組んでいます。実際、日本ワインの生産量でも全国2位の地位を確立しており、その品質は国内外で大きな注目を集めているのです。

栄えある1位は山梨県、日本ワインの発祥地としての誇り

そして栄えある1位に輝いたのは山梨県でした。

「日本ワインの発祥地」として知られ、生産量も日本トップクラスを誇る山梨県は、まさにワイン産地の代表格として多くの人に認識されています。原料ぶどうの品質の高さがワインの評価に直結しており、特に「甲州ワイン」は国内外で高い評価を受けています。

回答者からは「日本ワイン発祥の地として長い歴史とノウハウがあり、特に日本の風土に合った甲州種のワインが世界でも高く評価されているから」という60代男性の声や、「国産ワインと言えば甲州勝沼でしょう」という40代男性のコメント、「国内有数のぶどう産地でワイナリー巡りが楽しめるから」という30代女性の意見が寄せられました。

歴史、品質、観光と、あらゆる面で山梨県のワインの魅力が評価されていることがわかります。

山梨県のワイン生産量は日本全体の約35パーセントを占め、県内には約80社ものワイナリーが存在します。

日本で初のワイン用ぶどう品種として生まれた「甲州」をはじめ、多くの品種が山梨県で開発されてきました。昼夜の寒暖差が大きく、秋の冷風がぶどうの糖度によい影響を与える気候は、ほかの地域よりも酸味が抑えめで日本食との相性が抜群のワインを生み出しています。

山梨県と長野県、それぞれの魅力を楽しむ

山梨県の「甲州」を使った白ワインは、フルーティな柑橘系の香りと酸味を持ち、芳醇で穏やかな味わいが特徴です。香りや味の厚みを引き出す「シュール・リー製法」で造られた辛口タイプが主流で、軽やかで繊細な味わいは和食との相性が抜群といえます。甘口から超辛口までバリエーションも豊富で、初心者から上級者まで幅広く楽しめるのが魅力です。

一方、長野県のワインは標高500メートル以上の高地で栽培されたぶどうを使用していることが多く、メルロやシャルドネなど品種本来の風味や味わいをダイレクトに楽しめます。特に一定の厳しい要件を満たした「GI長野プレミアム」のワインは、華やかで気品ある香りと深い味わいを堪能できると評判です。

どちらの産地も、それぞれに個性豊かなワインを生み出しており、飲み比べてみるのも楽しいでしょう。ワイナリー巡りを楽しみながら、現地の雰囲気を味わい、造り手の想いに触れることで、ワインの魅力はさらに深まるはずです。

日本ワインの魅力を再発見しよう

今回のランキングで上位にランクインした山梨県と長野県は、いずれも日本ワインの中心地として確固たる地位を築いています。近年は北海道でもピノ・ノワールやケルナーなど、国際的なコンクールで入賞するワインが登場しており、日本各地でワイン造りへの熱意が高まっています。

日本ワインは、日本の気候風土に合わせて丁寧に造られており、繊細な味わいが和食との相性を高めています。まさに日本人の味覚に寄り添ったワインといえるでしょう。ワインショップや道の駅、オンラインショップなどで気軽に購入できるので、まだ試したことがない方は、ぜひこの機会に山梨県や長野県のワインを手に取ってみてください。一口飲めば、日本ワインの魅力を実感できるはずです。

週末には家族や友人とワイナリー巡りを楽しんだり、お気に入りの日本ワインを見つけて日々の食卓に彩りを添えたり。日本ワインのある暮らしは、きっとあなたの日常をより豊かなものにしてくれるでしょう。

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